わたぼうし短歌帖『足を止めた理由』
🗓 2025年1月13日(火)
わたぼうし短歌帖『足を止めた理由』
🖋️ 短歌:
待合に 赤き手袋 ひとつあり
理由もなくて 足を止めたり
🖋️ 読み方:
まちあいに あかきてぶくろ ひとつあり
りゆうもなくて あしをとめたり


足を止めた理由
待合に赤い手袋が置かれ、
理由もなく足が止まる。
考える前の感覚だけが、
その場に静かに残っていた。
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次回予告
香へ近づく足
寒い庭先で、
風に身を
寄せるように咲く早梅。
その姿を見つめ、
何かを語ることもなく、
ただ紅の花のそばへと
足が向かっていく。
理由は考えず、
香を確かめるために、
身体だけが静かに
近づいていった。
冬の早さと、
春の兆しが交わる一瞬を
写した一首。
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