わたぼうし短歌帖『冬空にほどける息』
🗓 2025年11月27日（木）
わたぼうし短歌帖『冬空にほどける息』
🖋️ 短歌：
冬空の 蒼さに息を あずければ
ひらける空に 心ほどける
🖋️ 読み方：
ふゆぞらの あおさにいきを あずければ
ひらけるそらに こころほどける
冬空にほどける息
冬空へそっと息をあずけ
ひらける蒼が胸に触れ
張っていた心ほどけゆき
静かな幸福が落ちてくる
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次回予告
冬日のひそやかな花
冬の日差しが
そっと差し込む部屋で、
ひっそりと咲くシクラメンが
静かな存在感を放っていた。
小さな花の下に
生まれた影は柔らかく、
部屋全体の空気を
ゆるやかに変えていく。
その控えめなぬくもりと
冬の静けさが重なる瞬間を、
壊さないように
そっと言葉に写した。
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