わたぼうし短歌帖『影がゆれてる』
🗓 2025年5月27日（火）
わたぼうし短歌帖『影がゆれてる』
🖋️ 短歌：
手をほどく 飛行機雲の 白さだけ
見送る君の 影がゆれてる
🖋️ 読み方：
てをほどく ひこうきぐもの しろさだけ
みおくるきみの かげがゆれてる
影がゆれてる
別れ際、手がほどけて空を見上げた
飛行機雲だけが白くのこっていた
ふと視界の端に揺れていたのは
君の影と、言えなかった気持ちだった
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次回予告
電光石火の視線
目が合ったその瞬間、
言葉よりも速く感情が動いた。
視線が交わり、
電光石火のように心が走り抜けていく。
その衝動は言葉になる前に、
そっとくちびるに届いていた――
そんな一瞬の高鳴りを詠んだ一首。
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