わたぼうし短歌帖『寒露に香る秋の名残』
🗓 2025年10月9日（金）
わたぼうし短歌帖『寒露に香る秋の名残』
🖋️ 短歌：
稲の香を 渡す風あり 寒露かな
刈田の静けさ 遠のく秋よ
🖋️ 読み方：
いねのかを わたすかぜあり かんろかな
かったのしずけさ とおのくあきよ
寒露に香る秋の名残
寒露の朝に風渡り、
稲の香やさしく流れゆく。
刈田に残る静けさに、
遠のく秋をしみじみ知る。
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次回予告
街の静寂を見つめる秋薔薇
街の喧騒の中を
歩いていると、
ふと足を止める。
人波が過ぎたあと、
そこに咲く秋薔薇が
静かに佇んでいた。
その花はまるで
騒がしい街の中で
心の静けさを守るように咲き、
ひとりの内面と
都市の静寂が重なる瞬間を
詠んだ一首。
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