わたぼうし短歌帖『桔梗、静けさを抱く』

　わたぼうし短歌帖『淡雪の夢、芙蓉の朝』
　🗓 2025年8月11日（月）

🖋️ 短歌：
凛として　遠山見据う　桔梗の花
揺れても崩れぬ　こころの静けさ
🖋️ 読み方：
りんとして　とおやまみすう　ききょうのはな
ゆれてもくずれぬ　こころのしずけさ

桔梗、静けさを抱く
丘の上で遠山を見つめ、
凛と咲く桔梗。
風に揺れても崩れず、
静かな誇りを宿す。

心にそっと短歌をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…

淡雪の夢、芙蓉の朝
朝ぼらけ、
やさしい雨に
ほころぶ芙蓉の花。
その透き通るような美しさは、
一日の終わりにはしぼみ、
夢のように淡く消える。
儚さの中にも
温もりをたたえた、
その瞬間の輝きを
心にとどめた一首。

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