わたぼうし短歌帖『無慈悲な陽のなかへ』
🗓 2025年7月15日（火）
わたぼうし短歌帖『無慈悲な陽のなかへ』
🖋️ 短歌：
焦げた風 この世終わりと うなだれて
影踏みながら 無慈悲な陽へ
🖋️ 読み方：
こげたかぜ このよおわりと うなだれて
かげふみながら むじひなひへ
無慈悲な陽のなかへ
斜めに差す陽が
影さえも
追い詰めてくる午後。
あきらめ笑いで
歩き出した一句です。
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次回予告
夕日とビー玉
夕日を
閉じ込めたようなビー玉が、
音もなく転がる様子に、
ふと自分の涙を
重ねたひととき。
言葉にできない思いが、
静かに頬をつたって
流れていく。
懐かしさと哀しさの
交錯する夕暮れに、
胸の奥がそっと
ふるえるような短歌です。
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