わたぼうし短歌帖『波音の遠さ』
🗓 2025年1月18日(日)
わたぼうし短歌帖『波音の遠さ』
🖋️ 短歌:
冬凪や 浜にぽつりと 海小屋の
隙間風のみ 波音遠し
🖋️ 読み方:
ふゆなぎや はまにぽつりと うみごやの
すきまかぜのみ なみおととおし


波音の遠さ
雪は轍を選び、
迷いなく先へ降りていく。
行き交う足はためらい、
標の遠さだけが冬に残った。
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次回予告
霙の午後
カフェの席に腰を
下ろしたまま、
窓の外を眺めていると、
雨だと思ったものが
霙に変わっていた。
外へ出る理由もなく、
決めることもない休日の午後。
席を立たず、
ただ時間と天気のあいだに
身を置く感覚を、
説明を加えず静かに
写し取った一首。
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