わたぼうし短歌帖『名を持たぬ時』
🗓 2025年12月31日(水)
わたぼうし短歌帖『名を持たぬ時』
🖋️ 短歌:
年の夜 ほどけぬままに 音つづき
名を持つ前の 時に居たりぬ
🖋️ 読み方:
としのよる ほどけぬままに おとつづき
なをもつまえの ときにいたりぬ


名を持たぬ時
ほどけぬまま音が続き、
終わりと始まりが重なっている。
まだ名を持たない時間の中で、
年の夜は静かに息づいていた。
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次回予告
空ひらく初日
初日を見ようと
決めていたわけではない。
ただ歩いている途中、
ふと空がひらけ、
昇る光に気づいた瞬間、
身体が先に立ち止まっていた。
祈ろうとしたのではなく、
自然に手を合わせていた。
その手のぬくもりに、
新しい年が静かに
始まったことを知る一首。
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