わたぼうし短歌帖『音なき季節の還り』
🗓 2025年11月8日（土）
わたぼうし短歌帖『音なき季節の還り』
🖋️ 短歌：
落葉散る 光まとひも 還りけり
終わる季節を 音もたてずに
🖋️ 読み方：
おちばちる ひかりまといも かえりけり
おわるきせつを おともたてずに
音なき季節の還り
光をまとう落葉が、
静かに地へと還っていく。
終わりではなく始まり、
季節は音もなく息づく。
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次回予告
風のほの灯に
冬の浜辺、
灯台の影に
淡く咲く石蕗の花。
風が吹くたび、
わずかな光が
その花に触れる。
誰に見せるでもなく、
ただ静かにそこにある――
その姿は、
孤独でも消えない
命の光を
映しているようです。
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