わたぼうし短歌帖『終わらない夏』
🗓 2025年7月28日（月）
わたぼうし短歌帖『終わらない夏』
🖋️ 短歌：
まぶしさに 終わりの影も 見えぬまま
うつせ去りゆく 夏の他人事
🖋️ 読み方：
まぶしさに おわりのかげも みえぬまま
うつせさりゆく なつのひとごと
終わらない夏
まぶしさの中で、
夏の終わりが見えない午後。
季節の移ろいすら
どこか他人事に感じていた。
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次回予告
風が記憶を運ぶとき
ふと吹き抜ける風に、
懐かしさが宿っていた。
それはまるで、
昔のことを語りかける
ような語り部のようで。
わが子の背中を
そっと撫でながら、
追憶とともに空の向こうへ
通り抜けていった。
記憶は風に乗り、
未来へと静かに
受け継がれていく。
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