わたぼうし短歌帖『師走の薄日ゆれて』
🗓 2025年12月11日(木)
わたぼうし短歌帖『師走の薄日ゆれて』
🖋️ 短歌:
雲ひらき 薄日の糸を さしこめば
年の暮れほど ひそかに沈む
🖋️ 読み方:
くもひらき うすびのいとを さしこめば
としのくれほど ひそかにしずむ


師走の薄日ゆれて
雲がひらけて薄日が差すと、
光の糸が静かに空間を満たす。
師走の気配がその光に沈み、
時がやさしくほどけていった。
📄この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 わたぼうし短歌帖一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと短歌をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
次回予告
眠る山と冬の風
冬の空っ風が尾根を伝い、
景色の影をゆるやかに
変えていく。
ふと見上げた山は、
動きを失ったかのように静まり、
まるで眠っているように見えた。
その深い静けさの中では、
流れるはずの時間でさえ届かず、
ただ自然だけがゆっくりと
息づいているように
感じられた一首。
インフォメーション
🌿末吉俳句日記|今日も小径で一句
わたぼうしの詩小径では、
毎日朝7時ごろに俳句を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
背景や季節の情景をお届け。
そして気に入った句は、
PDFとしてお持ち帰りも可能です。
最新のことばたち
🌸わたぼうし短歌帖|心のうたを五行に
わたぼうしの詩小径では、
毎日夜20時ごろに短歌を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
余情や季節の情景をお届け。
そして気に入ったうたは、
PDFでお持ち帰りいただけます。
最新のことばたち
メインサイトのご案内
「ことばあそびの詩唄」では、
有名な俳句や短歌、名言など、
古今のことばに光をあてて、
背景や想いを丁寧にひもとく、
やさしい図書館のような
ことばの時間をお届けしています。
