わたぼうし短歌帖『「小暑？」と嘯く部屋の夏』
🗓 2025年7月6日（日）
わたぼうし短歌帖『「小暑？」と嘯く部屋の夏』
🖋️ 短歌：
この夏を 乗り切るように 部屋の中
「小暑？」と嘯き 気温は三十五度
🖋️ 読み方：
このなつを のりきるように へやのなか
しょうしょとうそぶき きおんはさんじゅうごど
「小暑？」と嘯く部屋の夏
「小暑？」と
つぶやく冷房のきいた部屋。
暦の声より
暑さの現実が勝っていた。
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次回予告
雲に隠れて、願いは届かず
七夕の夜空を見上げながら、
雲の中に隠れた“恋星”を
待ち伏せるように、
ひとり願いを込める。
けれどその想いは、
届かぬまま夜が更けてゆく。
空模様と心の切なさが重なり、
曇天の中に浮かぶ恋心を
そっと詠んだ一首です。
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