わたぼうし短歌帖『やさしき涼に寄り添って』
🗓 2025年7月14日（月）
わたぼうし短歌帖『やさしき涼に寄り添って』
🖋️ 短歌：
涼風と 足にさざ波 暑気払い
老いのとなりに 夏のやさしさ
🖋️ 読み方：
にゅうどうの うねるかたわら すじひとつ
はくしにえがく そらのできごと
やさしき涼に寄り添って
涼やかな風と波に、
そっと寄り添う夏の午後。
ふと「老い」の
気配を感じても、
この静けさが今を
慈しませてくれる。
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次回予告
無慈悲な陽のなかへ
炎天下、
焦げた風に打たれながら
歩く暑さの中、
「この世の終わり」と
嘆くように俯く姿。
日陰を選んでも意味がなく、
影を踏みながら進む先には、
なおも容赦のない太陽が
照りつけている。
真夏の絶望を、
どこかユーモラスに
詠んだ一句。
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