わたぼうし短歌帖『夕映えに閉じる扉』
🗓 2025年6月16日（月）
わたぼうし短歌帖『夕映えに閉じる扉』
🖋️ 短歌：
ただいまと 言えぬ扉が 夕映えに
静かに閉じて 影だけ残る
🖋️ 読み方：
ただいまと いえぬとびらが ゆうばえに
しずかにとじて かげだけのこる
夕映えに閉じる扉
夕映えに照らされた扉が、
思い出の中でそっと閉じる。
言えなかった「ただいま」は、
光とともに影へと変わる。
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次回予告
風の中の別れ
別れの場面、
祖母のぬくもりを
残す風の中で、
あえて振り返らずに
歩き出す孫の姿。
言葉にしきれない想いが
「いってきます」に宿り、
風がそれをそっと
包んでいきます。
静かで強い別れの情景が
胸に残ります。
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