わたぼうし短歌帖『夕まぐれの底』
🗓 2025年12月21日(日)
わたぼうし短歌帖『夕まぐれの底』
🖋️ 短歌:
夕まぐれ 川に届きし 光にて
底のかたちは ただ見えにけり
🖋️ 読み方:
ゆうまぐれ かわにとどきし ひかりにて
そこのかたちは ただみえにけり


夕まぐれの底
夕まぐれの光が川に届き、
水の底のかたちが静かに現れる。
意味も感情も添えられず、
ただ見る時間がそこにあった。
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冬至のずれ
一年で最も昼の短い冬至の夕、
径の曲がりに立つと、
沈むはずの太陽がまだ
残っているように見えた。
暦が示す時間と、
目に映る光とのあいだに
生まれる小さなずれ。
その違和感を言い切らず、
ただ見えているままに
写し取った一首。
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