わたぼうし短歌帖『柚子の香る指』
🗓 2025年12月16日(火)
わたぼうし短歌帖『柚子の香る指』
🖋️ 短歌:
冬至近し 柚子を洗へば 指先に
ほろにがき香の そっと残れり
🖋️ 読み方:
とうじちかし ゆずをあらへば ゆびさきに
ほろにがきかの そっとのこれり


柚子の香る指
柚子を洗う指先に、
ほろ苦い香りがそっと残る。
何気ない所作の中に、
冬至近き暮らしの
温度があった。
📄この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 わたぼうし短歌帖一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと短歌をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
次回予告
凩澄む道
凩が吹きつける道で、
思わず目を伏せた一瞬。
冷たい風は人の
感覚を鋭くするが、
その通過のあと、
景色はかえって澄んで見えた。
何かを振り払うように
風が通り過ぎ、世界が静かに
整えられる。
冬の道行きにふと訪れた、
澄明な感覚を写した一首。
インフォメーション
🌿末吉俳句日記|今日も小径で一句
わたぼうしの詩小径では、
毎日朝7時ごろに俳句を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
背景や季節の情景をお届け。
そして気に入った句は、
PDFとしてお持ち帰りも可能です。
最新のことばたち
🌸わたぼうし短歌帖|心のうたを五行に
わたぼうしの詩小径では、
毎日夜20時ごろに短歌を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
余情や季節の情景をお届け。
そして気に入ったうたは、
PDFでお持ち帰りいただけます。
最新のことばたち
メインサイトのご案内
「ことばあそびの詩唄」では、
有名な俳句や短歌、名言など、
古今のことばに光をあてて、
背景や想いを丁寧にひもとく、
やさしい図書館のような
ことばの時間をお届けしています。
