末吉俳句日記『雨の回想灯』
🗓 2026年2月25日(水)
末吉俳句日記『雨の回想灯』
春雨や 色に残りし 銀座の灯
(はるさめや いろにのこりし ぎんざのひ)
🖋️季語:春雨(はるさめ)〔春〕
※早春にしとしとと降る、
やわらかな雨。
冬の硬さをほどき、
景色に薄い膜をかける雨。


二月二十五日。
春の雨が、帰り道を静かに濡らしている。
強くはないが、
空気にまとわりつくような湿り気がある。
傘を広げるほどでもなく、
それでも手は自然に柄を握っている。
濡れた舗道の上で、
銀座のネオンが輪郭を失い、
色だけがやわらかく滲んでいく。
乾いていた街に、
雨の膜が一枚かかったようだった。
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