末吉俳句日記『水害を見つめる食卓』
🗓 2026年8月18日(火)
末吉俳句日記『水害を見つめる食卓』
台風や 水浸く街路 箸止まる
(たいふうや みずつくがいろ はしとまる)
🖋️季語:台風(たいふう)〔秋〕
※夏から秋にかけて日本へ接近・上陸し、
強い風や大雨をもたらす熱帯低気圧。
俳句では秋の季語として扱われ、
荒天そのものだけでなく、
通過後に残された景色や
人々の暮らしにも季節の姿を映します。


台風が過ぎたあとのニュース。
画面には、
水につかった町や、
倒れた木々、
泥に覆われた道が映し出されている。
見慣れていたはずの景色が、
一夜のうちに姿を変えている。
映像は次々と切り替わり、
被害の大きさを伝える声だけが
続いていく。
何かを思おうとしても、
その景色の前では
言葉がうまく出てこない。
ただ画面を見つめ、
ひとつ、またひとつと、
映し出されるものを受け止めていく。
やがてニュースが終わっても、
暗くなった画面の前に、
しばらくそのまま座っていた。
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