末吉俳句日記『月光に満ちる凪の海』
🗓 2026年7月31日(金)
末吉俳句日記『月光に満ちる凪の海』
潮満ちて ひとえに白し 夏の月
(しおみちて ひとえにしろし なつのつき)
🖋️季語:夏の月(なつのつき)〔夏〕
※夏の夜空に浮かぶ月を表す季語です。
澄んだ夜空に静かに輝く月は、
暑さの残る夜に涼やかな趣を添え、
海や山、田園などの風景を
やわらかな光で包み込みます。


七月の満月。
夜のとばりがゆっくりと降り、
海は月の光を受けて
静かに白く浮かんでいる。
浜辺に人影はなく、
聞こえるのは
寄せては返す波音だけ。
満ちた月は
海の上に細い光を伸ばし、
波の揺れとともに
形を変えながら続いている。
潮風が頬をなで、
髪をそっと揺らして過ぎていく。
波も、
月も、
風も、
何ひとつ急ぐことはない。
その静けさの中で、
しばらく海と同じ時を過ごしていた。
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