末吉俳句日記『猫と待つ秋の涼』
🗓 2026年8月24日(月)
末吉俳句日記『猫と待つ秋の涼』
秋暑し 猫も動かぬ 夕まだき
(あきあつし ねこもうごかぬ ゆうまだき)
🖋️季語:秋暑し(あきあつし)〔秋〕
※暦の上では秋を迎えているものの、
なお夏のような暑さが
残っていることを表す季語です。
秋になったという暦と、
身体が感じる暑さとの小さなずれを
含んでいます。


残暑の午後。
暦の上では、
もう秋になっている。
それでも陽射しは強く、
部屋には夏の熱が残ったまま。
何をするでもなく、
ただ座っている。
隣では猫も身体を長く伸ばし、
目を細めたまま動こうとしない。
こちらが動かないのか、
猫が動かないのか。
いつしか互いに、
同じ静けさの中にいる。
ときおり耳だけが動き、
また止まる。
風も来ない。
猫と私だけが、
何かが変わるのを
じっと待っていた。
📄この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 末吉俳句日記一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと俳句をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
