わたぼうし短歌帖『雨音の夕暮れ』
🗓 2026年6月27日(土)
わたぼうし短歌帖『雨音の夕暮れ』
🖋️ 短歌:
稲光 音なき空に 歩を置けば
雨音満ちて 夕空淡し
🖋️ 読み方:
いなびかり おとなきそらに ほをおけば
あまおとみちて ゆうぞらあわし


遠くで稲光が空をかすめても、
音はまだ届かない。
その静かな時間の中を歩いていると、
やがて雨音だけが少しずつ世界を満たしていく。
空の色も、心の歩みも、
気づかないほどゆるやかに移り変わる。
梅雨の帰り道は、
そんな時間の流れをそっと教えてくれる。
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