末吉俳句日記『雨の花余韻』
🗓 2026年6月12日(金)
末吉俳句日記『雨の花余韻』
花菖蒲 立ち去るほどに 宵めける
(はなしょうぶ たちさるほどに よいめける)
🖋️季語:花菖蒲(はなしょうぶ)〔夏〕
※初夏から梅雨の頃に咲く花。
雨に濡れた姿はひときわ美しく、
紫や白の花色がしっとりとした
風情を生み出す。


梅雨の雨に濡れた花菖蒲は、
紫や白の色を静かに深めていた。
立ち去ろうと歩き出しても、
その姿は雨の景色の中に浮かび続ける。
振り返るわけでもないのに、
視線だけが花へ戻っていく。
雨の日の花には、
人を引き留める不思議な余韻がある。
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