末吉俳句日記『実りを見送る秋の案山子』
🗓 2025年10月27日(月)
末吉俳句日記『実りを見送る秋の案山子』
刈田見て 笑う案山子や 雀去る
(かりたみて わらうかかしや すずめさる)
🖋️季語:案山子(かかし)(秋)
※秋の田を守る人形。
鳥を追うために
立てられるが、
どこか人の温もりを
感じさせる存在。
働きを終えた頃には、
季節の終章を見
届けるように静かに立つ。


実りを見送る秋の案山子
刈り終えた田を見つめて、
案山子はほほえむように立つ。
雀たちは風にのり、
新しい空へと舞い上がる。
📄 この言葉をポケットに(PDFダウンロードはこちらから)
📖 末吉俳句日記一覧を見る
🏡わたぼうしの詩小径トップへ戻る
📷 Instagram公開作品(@HaikuEchoes_575)
心にそっと俳句をお届け。皆さまの心がちょっとだけ癒されますように…
次回予告
命の声が渡る鴨来る
澄んだ朝、
池に鴨の声が響いた。
その音は、
水面をすべるように
端まで渡り、
静かな空気に
命の息を吹き込んだ。
秋の終わり、
季節の静けさの中で、
生きることの優しさを
感じた瞬間だった。
インフォメーション
🌿末吉俳句日記|今日も小径で一句
わたぼうしの詩小径では、
毎日朝7時ごろに俳句を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
背景や季節の情景をお届け。
そして気に入った句は、
PDFとしてお持ち帰りも可能です。
最新のことばたち
🌸わたぼうし短歌帖|心のうたを五行に
わたぼうしの詩小径では、
毎日夜20時ごろに短歌を更新しています。
またInstagram投稿をもとに、
余情や季節の情景をお届け。
そして気に入ったうたは、
PDFでお持ち帰りいただけます。
最新のことばたち
メインサイトのご案内
「ことばあそびの詩唄」では、
有名な俳句や短歌、名言など、
古今のことばに光をあてて、
背景や想いを丁寧にひもとく、
やさしい図書館のような
ことばの時間をお届けしています。
