末吉俳句日記『心を映す静寂の十月尽』
🗓 2025年10月31日(金)
末吉俳句日記『心を映す静寂の十月尽』
心象を 湖に映して 十月尽
(しんしょうを うみにうつして じゅうがつじん)
🖋️季語:十月尽(じゅうがつじん)(秋)
※秋の終わりを告げる季語。
季節が冬へと
向かう節目であり、
自然も心も静かに整う時。
過ぎゆく秋を静かに
見送りながら、
次の季の気配を受け入れていく。


心を映す静寂の十月尽
風も止み、湖は鏡のように澄む。
空と木々が静かに息づき、
その姿を見つめるうちに、
心もまた静けさへと溶けていく。
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次回予告
穏やかな日々を結ぶ行く秋
行く秋の午後、
陽だまりの中で
猫の毛玉を集めていた。
風は少し冷たく、
日差しはまだやさしい。
季節が移ろう中でも、
こうした小さな営みが
続いていく。
その穏やかさに、
心の奥で安らぎを覚えた。
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